今回は有難い「確率」の話です。といっても数学ではありません(笑)私たちが生まれてくる確率についてです。
「人が人間として生まれてくる確率は、一億円の宝くじが100万回続けて当選するのと同じ確率である」と、遺伝子の研究で世界的に知られる筑波大学名誉教授の村上和雄さんは言っています。これは単なる偶然ではなく、何か大いなる力が意図的に働かなければとてもなしえないことだそうです。
また、お釈迦様も同様なことを言っています。簡単に言うと、ある時一人の弟子に、広い大地の砂を地球上のすべての生物の命にたとえながら、一握りの砂を拾い上げ手のひらを開いてみせます。当然のごとく砂はこぼれ落ちます。そして爪に残った僅かな砂が、人間として生まれて来たあなたなんだよと・・・。
私たちが今生きていること自体がまさに奇跡です。私たちはこの奇跡のような確立のもとに生まれ、今を生かされていることを知ると、本当に有難い気持ちになります。
生きていれば楽しいこと、嬉しいことはもちろん、悲しいことや辛いことも経験しなければなりません。そんな時、村上さんやお釈迦様のこの言葉を思い出して、乗り切っていければいいですね!