中間テストがほぼ返ってきました。当たり前のことですが、頑張って努力した人が良い結果を出しました。逆にちょっとさぼってしまった人は、残念な結果になりました。これが世の中の法則です。実に上手くできていますね。(もちろん例外もありますが、例外はあくまでも例外なんです。)
明治~昭和にかけて活躍した小説『五重塔』でも知られる幸田露伴は、「失敗をしたら、それは全て自分のせいにせよ!」と説いていたそうです。彼は人生の成功者と失敗者をよく観察して、とても興味深い法則を発見しています。
大きな成功を成し遂げた人は、失敗を人のせいにするのではなく、自分のせいにする傾向が強い。
確かに何でも人のせいにする人は、自分が傷つくこともなく楽かもしれませんが、そこからは何も学べません。逆に失敗や不運を自分のせいにする人は、苦しい思いこそするものの、「あの時こうすれば良かった。次はこうしよう!」と反省し、それがその後の進歩・前進・向上へと繋がっていくのだと思いますね。
失敗を常に自分のせいにして改善を考え続けた人と、常に他人のせいにし続けた人とでは、かなりの確率で運の良さも変わってくるそうです。実に興味深いです!
前回のブログで紹介した坂井三郎さんの言葉も共通しているように思います。自分の命を自分で運ぶと書くのが運命・・・。自分の道は自分で切り開くということでした。日々の生活や人生を後悔しないためのヒントが隠された言葉ですね!
塾生に折に触れてこんな話をします。「人生に偶然など一つもない。すべて必然なんだよ。」と。理由を聞かれたら、「だってそうなったんだから。」これでいいんです。大切なのはその時自分が何をするかなんですね。